練習強度についての個人的な考え

先に言います!長いですw



いつも疑問に思っている

●試合前の追い込み練習


これが身体にどのような効果を与えているのか?


いつもひっかかるところがありました。


今まで、

●柔道
●実戦空手

をやってきて、現在はキックボクシング。



共通することは


【試合前に追い込み練習をする事】


試合前の追い込み?いつも追い込んで練習するものではないのか?


シーズンとオフシーズンを分けてるのか?


いやむしろ、オフシーズンだからこそ追い込んだ練習が必要ではないのか?


と思うようになり、調べてみました。


オフシーズンで運動強度が減った場合、どうなるか?


【以下、引用】
【コロラド・スプリングスにあるオリンピック・トレーニング・センターでランディー・ウィルバー氏が行った、3週間まったくトレーニングをしなかった場合の生理機能への影響の研究では、以下のような結果が出ている。】
■3週間トレーニングをしなかった場合の生理機能への影響
生理機能 変化幅
心臓の1回拍出量 -10%
最大限より下で運動時の心拍数 +4%
血漿量 -12%
毛細血管密度 -7%
好気性(有酸素性)酵素 -29%
血中乳酸 +88%
LT(乳酸閾値) -7%
疲労するまでの時間 -10%
VO2max -8%

とありました。

ここにあるトレーニングがどれ程の強度を指すものか分かりませんが、あくまでキックボクシングに付随するトレーニングと仮定します。



キックボクシングにおける運動には、
●有酸素運動
●無酸素運動
の両方が必要と思います。

追い込み練習というのは基本、有酸素が優位よりも無酸素運動となります。

となるとオフシーズンに有酸素運動を行わなかった場合、試合前に追い込んだ練習が出来るのか?


もし仮にこの状態で追い込み練習をした場合、「筋持久力がない」という原因となり、気持ちだけが先走りオーバーワークになり試合前に故障の原因になってしまうような気がします。


となると、減量の無いオフシーズンのときこそ追い込んだ練習(無酸素運動)やウエイトトレーニングをし、試合前はテクニックやメンタルトレーニング、軽い有酸素運動をした方が効率的では無いのか?

と思えてしまう。



ただ、実際僕も試合前は追い込み練習をするけど正直、効果としては得られるものがある!

特に
【ここまでやったという】
【自信】

になっているのが事実。


主に【メンタルトレーニング】
に近いものかなと思います。


じゃあ、どのタイミングで練習内容を切り替えるのか?

これには多分個人差があると思います。

その人の性格、減量幅、コンディション、メンタルによって違うと思うけど、試合前1週間は調整期間として強度を減らし、疲労の軽減に努めるのがベストでは無いかと思います。

その1週間は、
●軽いジョギング(好気性酸素低下防止)(ストレス発散)
●低重量ウエイトトレーニング(1回拍出量維持)
●対戦相手をイメージしたマススパーリング
●神経伝達を速くするためのトレーニング
●スパーリングのダメージを抜く
●その他筋疲労を抜く
や、先に述べた内容であることが良いのではないかと思いました。

ただ、これはあくまで僕個人の考えたのでみなさんは皆さんに合ったやり方があると思います。

一個人の意見として読んで頂ければ幸いです🤗





秋吉雅喜 ブログ

キックボクサーでジムトレーナーの元看護師が運動・健康・食事などの体に関わる情報を配信していきます。

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