尚武会キックボクシングジム
ムエタイアカデミー八王子駅前ジム
DAIJU(高平大需)が20日、試合前計量のあと自宅で睡眠中に亡くなられたそうです。
詳しい状況は分からないそうです。
同じキックボクシング、ムエタイをしている競技者として御冥福をお祈りいたします。
このような事は、皆様に知っていただきたいと思い、勝手ながら個人の判断で報告させていただきました。
そこで、ファンの方々や、応援してくださる方々にお伝えしたいことがあります。
僕たち格闘家は、文字通り【命を懸けて】戦っています。
それはリングの上だけでなく、毎日の練習であったり、減量であったり、試合であったり。
練習では、毎日殴りあい蹴りあい、そして意識も朦朧となるまで追い込んでミットトレーニングや、サンドバッグ、補強を行います。
試合前は自分の普段の体重から契約体重まで落とします。たぶん平均して7~10kg程度ではないでしょうか?
なんの為に落とすのか?もちろんそれは少しでも勝率をあげるために。
そして苦しい思いをして絞り上げて試合に挑みます!
少なくとも、
●練習
●減量
●試合
と大きく分けて3つ、自分と戦っています。そして、そのどれもが命懸けです。
そして試合が終わり、勝った・負けたと判定がつきリングを降りる。
入場して決着がありリングを降りる。
そこまではファンの方々はご存じと思います。
が!
その後も何があるか分かりません。
記憶が飛ぶまで殴られる時もあれば、全く殴られず完勝することもある。何十針も切られることもあれば、顔面陥没したり、顎・脛・肋骨が骨折したり、下手したら意識がなくなることもあります。
毎日、苦しい思いをしながらヘロヘロになるまで練習して、それでもファンの方々の感謝もあり挨拶に廻ったりチケットを買ってもらうために頭を下げたり。
格闘家は、戦いを観てもらってお客さんを喜ばせるのが仕事です。
もちろん、勝ち負けがあるのでその中で様々な意見を頂き悔しい思いをしたことも多々あります。
何のためにやっているのか?
人それぞれ目標は違うと思いますが、共通してあることが、皆、本気で
【命を懸けて戦っている】ということ。
だからこそ、今日出会った人・ファンの方々・応援してくれる仲間・家族に対して優しくなれるのだと思います。
今この瞬間が最後になるかもしれないから。
そんな思いを毎日しているから。
自分の人生に後悔をしたくない!!
皆がそう思っていると思います。
それぐらいの覚悟があります。
なので、もっともっと格闘技というもの、キックボクシングというもの、ムエタイというものを世間の皆様に知ってもらえると嬉しいです。
DAIJU選手、本当に本当にお疲れさまでした。
御冥福をお祈りいたします。
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