この時期注意すべき感染症

最近は朝晩の寒暖差が激しくなってきました。


これから来る冬。感染症も増えてきますが、一般社会で特に注意すべき感染症をお伝えしていこうと思います。



1.インフルエンザウイルス


皆さんご存知のインフルエンザウイルスです。毎年予防接種

受けられている方もいると思います。

症状としては



【症状】

・発熱(38℃~40度程度)

・咳

・鼻汁

・咽頭通

・倦怠感

・関節痛

などが主な症状です。


【潜伏期間】

・1~2日


【感染経路】

・飛沫感染

・空気感染


となります。予防としては、手洗い・うがい・加湿の他、人が多いところへの外出を控えるなどの対策が必要です。また十分な栄養も必要となります。


成人であれば、基本的には栄養補給と安静にすることで自然治癒しますが、小児・高齢者では重症化する場合があります。ただ現在は様々なインフルエンザ治療薬が発売されているので、医療機関を受診し適切な治療を受けましょう。また、医療機関を受診する際には、一度医療機関に電話をして受診するようにお願い致します。(他の方への感染を防ぐため)


またインフルエンザワクチンの接種が推奨されています。


自分自身が感染しない為に、そして他人にうつさない為にもマスクを着用し「咳エチケット」をこころがけましょう。


高齢者ではインフルエンザワクチンを接種することで、

・死亡率が1/5

・入院の危険が1/3から1/2にまで減少する

といわれています。

特にインフルエンザに感染することでの、肺炎・気管支炎・心合併症での死亡リスクが上がるため適切な治療をしましょう。




2.ノロウイルス


これも良く集団感染の原因としてニュースで取り上げられたりすることがあります。


【症状】

・嘔吐、下痢


【潜伏期間】

12時間~48時間


【感染経路】

経口感染

経口感染のうち感染経路は2つ。


①食品を介した感染

汚染された2枚貝を生のまま、あるいは十分に加熱しない事で食べることで感染。


②人から人へ感染

これは、

・ノロウイルスが含まれる便や吐物に触れた手を介して感染する接触感染。

・嘔吐物や便が適切な処理ができず乾燥して空気中に舞い、それを吸い込むことで感染する空気感染。

・吐物を吸入して感染する飛沫感染

があります。


【予防】

・手洗い

・食品は十分な加熱(85℃以上で1分以上の加熱)

・0.02%次亜塩素酸水での食器やドアノブ・手すりなどの消毒(アルコール消毒は効果なし)

・吐物や便は0.1%次亜塩素酸水での10分以上の消毒と適切な処理


が大事となります。


ノロウイルスにを含む糞便中1gにおいては【10億個】のノロウイルスが含まれます。

これはどういう事かというと、

ノロウイルスは

【10~100個で感染が成立します】


ということは、1gあたり10億個のノロウイルスを含む便が、下記に0.1g含まれると

・風呂1㎡→約100個/cc

・シンク50×50×20cm→約2000個/cc

・コップ100cc→約100万個/cc

の水に溶けるただけで容易に感染します。


また症状が消えた後も長期間ウイルスの排泄は続き、長い場合では30日間排泄されます。


現在の医療では、治療薬やワクチンも無いため、栄養補給や水分補給が重要となります。


感染力が凄まじい為、外出は控え、同居している方も適切な処理が必要となります。


症状が出ていなくても、保菌している場合があるため、親族で1カ月以内にノロウイルスに感染した方がいる場合は、他人との接触や外出は極力控え、他者への感染防止に努めましょう。特に医療機関への受診は一度病院に連絡し指示を受けることをお勧めします。


また高齢者などで救急車を使用する場合も必ず「嘔吐や下痢がある」もしくは「親族がノロウイルスに感染している」ことを伝えるようにお願いします。


インフルエンザに関しても同様です。





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秋吉雅喜 ブログ

キックボクサーでジムトレーナーの元看護師が運動・健康・食事などの体に関わる情報を配信していきます。

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